お知らせ

第16回 国内観光活性化フォーラムIN やまなし 令和4年05月31日(火)

2022.6.2

一般社団法人 吉野ビジターズビューロー

長谷 政和

 

「第16回国内観光活性化フォーラム in やまなし」の報告

 

令和4年5月31日(火)「第16回国内観光活性化フォーラム in やまなし」がYCC県民文化ホールにて開催された。同フォーラムは昨年2月9日に予定されていたが、緊急事態宣言等の影響により2度延期となっていたため、満を持しての開催となる。

道中の高速道路の渋滞により到着時間が1時間ほど遅れ、あいにく開会式には間に合わなかった。

開会式の後、観光庁参事官の高橋泰史様より「これからの観光政策について」と題した基調講演が行われた。一昨年より実施されたGo To トラベル事業の効果や、県民割・地域ブロック割の進捗状況が説明され、全国の観光事業者が元気になるための政策を進めていく方針を示された。

山梨県知事の長崎幸太郎様の記念講演では「進化しつづける山梨観光」と題し、「多様性」をテーマにした訪れる方々が自分なりの楽しみや感動に出逢えるコンテンツの紹介がなされた。山梨県は水資源が豊富で、ミネラルウォーターの全国シェア約4割を占めていたり、源泉掛け流しの温泉宿が多く、川や湖でのアウトドア・アクティビティが体験できる場所が充実している。また、全国トップクラスの日照時間と最小級の降雨日数により、果実の生育状況に良いだけでなく、観光に訪れる方々にとっても条件が整った地域といえることがわかった。これまでの文化資源を大切にしながら、時代に沿った取り組みを実践していく姿勢が打ち出され、山梨には新しい風が吹いていると感じられる講演であった。

その後に設けられた展示ブースの見学時間では、各県や自治体が観光地や名産品のPRをし、地元に根ざした企業によるワインや銘菓などの販売が行われた。

来年は山形県で開催することが発表され、今年のフォーラムは盛況のうちに幕を閉じた。

2022.5.31