第17回 国内観光活性化フォーラムIN やまがた 令和5年03月17日(金)
日 時: 令和5年3月17日(金)~18日(土)
場 所 : フォーラム会場 やまぎん県民ホール(山形市双葉町1-2-28)
懇親会会場 パレスグランデール(山形市荒楯町1-17-40
参加者数:16名
宿 泊:日本の宿 古窯(上山市葉山5-20) https://www.koyoga.com/
主な視察先: 銀山温泉(尾花沢市) → ぐっと山形(山形市表蔵王) → 震災遺構荒浜小学校
利用貸切バス:新栄観光バス株式会社
宮城県登米市豊里町中沼田165番地1
TEL:0225-76-3488 FAX:0225-76-1239
一般社団法人全国旅行業協会奈良県支部は、3月16日に山形市で開かれた第17回国内観光活性化フォーラムへの参加に合わせて山形県、宮城県へ研修旅行を実施しました。中島昭人支部長をはじめ16人が参加しました。
研修は16日8時30分に大阪国際空港(伊丹)に集合し、ANA733便で仙台空港に向かいました。仙台空港からは新栄観光バスの中型バスに乗車し途中、伊達の牛タン本舗の積み込み弁当をいただきながら、国内観光活性化フォーラムが開かれるやまぎん県民ホールを目指しました。
山梨開催に続き今年度2回目となる国内観光活性化フォーラムに、は全国から約800人のANTA会員が集いました。フォーラムでは、この4月から来年1月までの期間に山形県へ5万人を送客するキャンペーンの実施が採択されたほか、次回は来年2月15日に名古屋市で開催されることも発表されました。
フォーラム終了後、かみのやま温泉の日本の宿古窯へ。佐藤洋詩恵女将の熱烈な歓迎を受け、山形の幸がたっぷりの小宴で親睦を深めました。翌朝も、特産のお米「つや姫」や芋煮など地域色豊かなビュッフェスタイルの朝食をいただき、女将との記念撮影、お見送りで古窯を後にしました。
2日目は気温がぐっと下がり雪模様。NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台にもなった尾花沢市の銀山温泉を視察しました。大正から昭和初期にかけて建てられた歴史的建築物が並ぶ温泉街を地元ガイドの案内で雪の中を散策。名物の立ち食い豆腐やカリーパンを食べる参加者もいました。銀山温泉へは、山麓の大正ロマン館でシャトルバスに乗り換える必要があります。バスは随時運行し、所要時間は10分ほど。料金は300円です。
道の駅天童温泉で自由食と買い物をした後、仙台市の震災遺構・仙台市立荒浜小学校へ向かいました。この小学校は2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波に襲われた当時のままの姿をとどめています。ガイドの方の案内で校舎に入って最初に目にしたのは、津波が到達した15時55分を針が指したまま止まった大きな時計。津波で水没した体育館にかけてあったものだそうです。それまで賑やかった皆も無言で当時の様子をガイドさんから聞きました。
荒浜小学校はあの日、2階まで津波に巻き込まれ、壁には津波の痕跡が残り、1階の教室は天井がはがれ津波の威力のすさまじさを伝えています。校長先生や教頭先生の機転、備蓄品が無傷だったこと、救助が思いのほか早かったことなどにより、この校舎に避難した人は一人も犠牲者が出なかったそうです。地域の方々や先生たちの証言を交えた震災当日の映像は、12年前のあの日の記憶が鮮烈によみがえるとともに、改めて未曽有の災害に遭った方々にお見舞い申し上げざるを得ませんでした。
この後、小学校の近くにある慰霊碑に献花し、仙台空港へ。ANA738便に搭乗、帰路につきました。
ご参加いただいた会員各位、2日間楽しい案内と安全、快適な運転をいただいた新栄観光バスのお2人、また地元の多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。